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アトピー性皮膚炎の治療方法とは?皮膚科医で異なるステロイド療法と脱ステロイド療法

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アトピー性皮膚炎の治療は、どの病院でも同じだと思っている人いませんか?

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僕も昔はそう思っていました・・・。皮膚科医でも治療方針が異なる場合があるので、十分に注意しようね!

この記事でわかること

  • ステロイド治療の本当の意味
  • 何のために保湿が必要なのか
  • 治療方針を理解する重要性

アトピー性皮膚炎の原因とは

アトピー性皮膚炎の原因は、「アレルギー体質」と「生活環境」の2つです。

一説では、「アレルギー体質」が原因に含まれているため、アトピー性皮膚炎は完治することはないと言われています。詳細はこちらの記事をご覧ください。

アトピー性皮膚炎の治療方法について

アトピー性皮膚炎の治療方法は大きく2つ存在します。

2つの治療方法

  • ①脱保湿+脱ステロイド療法
  • ②保湿+ステロイド療法

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正反対の治療法ですが、②が標準的な治療方法だよ〜。

なぜこのように分かれているのか、それぞれの詳細を見てみましょう。

アトピー性皮膚炎の治療方法①「脱保湿+脱ステロイド療法」

アトピー性皮膚炎の治療方法「脱保湿+脱ステロイド療法」

「脱保湿+脱ステロイド療法」の特徴

文字通り、保湿対策もしなければステロイドも使用しない治療方法です。

ほとんどの皮膚科医では「アレルギー体質」によるバリア機能の低下を改善するためにスキンケア(保湿)を促し、既に炎症してしまった部位については炎症を抑えるためにステロイドを使用することを促します。しかし、一部の皮膚科医は、この脱保湿+脱ステロイド療法という真逆の治療方法を促しています。

「脱保湿+脱ステロイド療法」の根拠

本治療方法を促す皮膚科医の主張は以下の通りです。

主張

  • 入浴や洗浄剤によって本来の皮膚の保湿成分が洗い流されてしまう
  • 皮膚の自然治癒力をステロイドによって阻害している

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「なるほど〜」と思った?

でもこの主張、僕は間違っていると思うので信じていないです。

このような治療方法が出回り始めているのは、以下の理由が挙げられます。

・一般的な「保湿+ステロイド療法」で症状が改善されないという患者さんが多数いる

・一定数はこの治療方法で症状が改善されている人がいる

これらの実績(?)とも言えるような事象が、本治療方法を世間に広く出回らせる形になっています。

「脱保湿+脱ステロイド療法」のメリット・デメリット

先に衝撃的な事実をお伝えすると、脱保湿+脱ステロイド療法のメリットはありません。

「ステロイドは悪だ」と声高々に吹聴している多くの人が専門家以外の方々です。一部、皮膚科医でもこのような主張をしている人もいますが、「脱保湿+脱ステロイド療法」には以下のようなデメリットしかありません。

脱保湿+脱ステロイドのデメリット/間違い

  • ①脱ステロイドによるリバウンド症状、最悪死に至る
  • ②皮膚の自然治癒力は、脱ステロイドしても改善しない
  • ③皮膚の自然治癒力は、脱保湿しても改善しない

一つずつ解説します。

①脱ステロイドによるリバウンド症状、最悪死に至る

標準的なアトピー治療では「保湿+ステロイド療法」を行っているため、「脱保湿+脱ステロイド療法」にたどり着いた人は元々はステロイド治療を受けていた人がほとんどです。

そのような人が急にステロイドを使用しなくなると、ステロイドを塗っていた部位はもちろん悪化し、それ以外の部位にも湿疹が広がるようなリバウンド症状に陥ります。これは湿疹箇所を中心として湿疹箇所以外の部分も「掻く」ことによって、湿疹症状のない正常な肌も掻き壊してしまうために生じます。

また、非常に稀ではありますが、急激な皮膚症状の悪化によるショックで最悪の場合、死に至るケースもあります。

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ステロイドが効かなくなった、とかステロイドを塗り続けるのが怖くなったことが僕もあるな。だから急にステロイドやめたことがあるんだけど、めちゃくちゃ症状悪化したのを覚えてるなぁ・・・。

②皮膚の自然治癒力は、脱ステロイドしても改善しない

「ステロイドが皮膚の自然治癒力を阻害している」という考えのもと、「脱保湿+脱ステロイド療法」という治療方法が主張されています。しかし、脱ステロイドしても皮膚の自然治癒力は改善されません。

なぜかというと、脱ステロイドしても自然治癒力に必要な皮膚の代謝は改善されないからです。確かに、ステロイドを使用し続けると皮膚のバリア機能維持に必要不可欠なフィラグリンというタンパク質を減少させます。そのため、皮膚のバリア機能は低下して炎症を引き起こしやすくなります。

しかし、だからと言ってステロイドを辞めてしまうと炎症箇所はどんどん広がり、炎症箇所を搔きむしり、皮膚をどんどん壊していきます。この状態では皮膚の自然治癒力は改善されません。

本当に皮膚の自然治癒力を高めるのであれば、血液循環や自律神経の働きをよくする必要があります。血液循環や自律神経の働きを改善すると、皮膚の代謝が改善され、結果的に皮膚の自然治癒力が改善されるからです。

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本来の自然治癒力が-50だとしたら、ステロイドを長期使用することで-60や-70になることがあるよ。だけど、ステロイドを辞めたからといって-50が0や+50になることはありえないんだよ。

③皮膚の自然治癒力は、脱保湿しても改善しない

さっき書いた通りなんですが、皮膚の自然治癒力は血液循環や自律神経の働きをよくしなければなりません。そのため、脱保湿したところで皮膚の自然治癒力は全く改善されません。

もともと脱保湿は「保湿によって皮膚が本来持つ皮膚自身の保湿力を弱くする、だからアトピーの症状を助長している」という考えのもとで生まれた治療方法です。

しかし、この考えは誤りです。というか、順番が逆です。

「アトピーの症状が出ているため、皮膚の保湿力が低下している」のです。決して、保湿による皮膚の保湿力低下によってアトピーの症状が出ているわけではありません。

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この理論が正しいとしたら、スキンケアを一生懸命やっている人たちの肌はみんな皮膚の自然治癒力が超低いってことになるよね。皆の周りにいるスキンケア達人たちのお肌の調子はどう?そんなわけなさそうだよね。

アトピー性皮膚炎の治療方法②「保湿+ステロイド療法」

アトピー性皮膚炎の治療方法「保湿+ステロイド療法」

「保湿+ステロイド療法」の特徴

本治療方法はアトピー性皮膚炎の標準的な治療方法です。

ヒルドイドによる保湿、ステロイドによる炎症改善を行います。

「保湿+ステロイド療法」の根拠

根拠

  • アトピーの原因である低いバリア機能を保湿によってカバー
  • それでも掻いてできた炎症/湿疹はステロイドでカバー

アトピー性皮膚炎の人がかゆくなる原因は二つです。

①かゆくなりやすい体質

②掻いて炎症を引き起こす

つまり、本治療方法は①を保湿で、②をステロイドで抑えているのです。

アトピー性皮膚炎でかゆくなる仕組み

「保湿+ステロイド療法」のメリット・デメリット

メリット

  • 炎症は基本的にステロイドですぐに治る
  • 保湿によってかゆみを抑えることができる

デメリット

  • ステロイドを使用し続けると皮膚のバリア機能が低下する
  • 症状が悪化する度に病院に行かなければならない

「ステロイドは悪だ」という発言が散見されるのは、このデメリットゆえでしょう。また、長期間ステロイドを使用するとステロイドに対する抵抗力が強くなり、炎症を抑えられなくなることもあります。

しかし、保湿によって「かゆくなりやすい体質」によるかゆみを抑えつづけることができれば、掻きむしる頻度が減り、炎症となる頻度が減り、結果的にステロイドを必要とする機会も減ります。

この2タイプのかゆみかゆくなる原因を理解していない人が、ステロイドは悪だと言い回っている気がします。

個人的には「保湿+ステロイド療法」がオススメ

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だから僕個人としては「保湿+ステロイド療法」がオススメです。

実際にここ数年は、ヒルドイド(保湿剤)をしっかりと塗ればかゆみは低減されているし、炎症もほぼなくなり、結果的にステロイドを塗る必要も少なくなって、快適なアトピーライフを送っています。

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あと生活環境だよね。大きな変化があったり、心的ストレスを抱えるとアトピーの症状が悪化しているイメージはあるよ。

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そうだね〜。だから、心的ストレスを抱えないような努力や安定した生活を送れるように色々努力しているわけなのだ。笑

アトピー性皮膚炎のおすすめスキンケア方法

アトピーのスキンケア方法

  • 「体内」と「体外」の両方からスキンケアを行う
  • 「体内」は食生活/睡眠/ストレスを見直す
  • 「体外」は適切な肌の洗浄と保湿を行う
  • 肌を洗う時は、ゴシゴシ洗わない
  • 肌を洗ったら、石鹸等は念入りに洗い流す
  • 肌に低刺激な弱酸性系の洗浄剤を使用する
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  • 洗浄力が高すぎる強い界面活性剤を使用している洗浄剤は使わない
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  • 保湿剤を使うとかゆくなる人は、自分に合う保湿剤を選ぶ

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アトピー改善のためにやれることって実は沢山あるんだよ〜。詳しくは以下の記事を読んでみてね!

【準備中】[別記事]_アトピー性皮膚炎のおすすめスキンケアランキング!洗顔料・化粧水はどれがいい?

参考

*1:『皮膚科医でも意見が分かれるアトピースキンケア』医療法人社団BOH 細野クリニック院長 細野周作著