この記事で分かること
- 第二新卒の対象年齢
- 第二新卒の採用状況
- 第二新卒の選考プロセス
過去数百を超える採用責任者とお話ししてきた僕が、今日は以下のような疑問やお悩みを解決します。
第二新卒の定義とは?あなたは第二新卒?
多くの企業は以下の条件に一致する求職者を「第二新卒枠」で募集しています。
一般的な第二新卒とは
大学・短大・専門学校・高校などの学校を卒業すると同時に就職し、その後、入社3年以内に転職活動をする人
しかし、第二新卒に明確な定義は設けられていません。
つまり「第二新卒」という言葉はあるものの、すべての企業で共通の明確な定義はないため、各企業が定める「第二新卒枠の応募条件」を満たす・確認する必要があります。
「第二新卒」と「既卒」の違いは?
大きな違いは「就業経験の有無」です。
「第二新卒」は大学や専門学校等の教育機関を卒業した後に就業した経験がある人のことを指しますが、「既卒」は卒業した後に就業した経験がない人のことを指します。

第二新卒なのに既卒で応募してしまわないように十分注意しましょう〜。
第二新卒は何歳まで?
ストレートで大学進学・卒業した場合、入社時の年齢は22歳のため、基本的には25歳前後が第二新卒としての上限年齢と言われています。
ただし、企業によっては「20代であれば第二新卒として認める」としているところもあるので、1社1社しっかりと確認することをお勧めします。
留年・浪人等で卒業が遅れている場合は?
留年・浪人等で卒業が遅れている場合は、企業によります。
応募要件として「2年以上の就業経験がある26歳未満の方」と記載がある場合は、2留/2浪の方は応募ができない可能性があります。
ただし、転職エージェント経由で応募可否の確認(交渉)をしてもらえば応募できる場合がありますので、どうしても応募したい企業がある場合は諦めずに担当のキャリアアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
企業が第二新卒を積極的に採用している理由とは?
第二新卒には第二新卒の魅力がある
企業から見た第二新卒の魅力
- 新卒よりも社会人基礎力が高い
- 新卒よりも教育コストが安い
- 中途よりも企業文化に馴染みやすい
- 仕事へのミスマッチ度が低い
教育コストが削減できる
新卒社員に対しては非常に手厚い教育が必要になるため、その教育コストを削減できることは企業にとって大きな魅力でしょう。
企業文化に馴染みやすい
また、新卒よりは馴染みにくくはありますが、社会人としての基礎知識を持ちながら、中途よりも自社の企業文化に馴染みやすい柔軟性を持ち合わせています。
ミスマッチしにくい
就活と比べて、求職者が自発的に転職活動を行なっているため第二新卒の方が新卒よりもミスマッチしにくいと言われています。

就活生の頃は超ナメてたからなぁ・・・。この理論はよく分かる。
約6割以上の企業が第二新卒に積極的
実は、大多数の企業が第二新卒を歓迎しています。
これは昨今の少子高齢化に伴う、求職者にとっての売り手市場を如実に表している結果と言えるでしょう。
第二新卒の選考プロセスとは?
基本的には新卒採用と似ていることが多い
第二新卒の選考プロセスは、新卒採用と似ていることが多いです。
最初の提出物(ES→職務経歴書)は異なりますが、それ以降の選考プロセスは新卒と一緒に行なっている企業もあり、実際に僕も新卒と一緒にグループディスカッションを受けたことがあります。

2社目に入社した時、入社研修は新卒と一緒に受けましたね・・・。
中途採用と全く同じ扱いをするところもある
一方で、新卒とは全く異なるフローで採用を行う企業もあります。
また、新卒採用と同じ選考フローと異なる選考フローの両方を求職者のレベルに合わせて使い分けている企業もあるみたいです。
どんな選考フローになるかは、転職エージェントを通してキャリアアドバイザーを紹介してもらい、担当のキャリアアドバイザーから詳細を確認しておいた方がいいでしょう。
第二新卒の転職はコンサルがおすすめ
僕は第二新卒枠で総合系コンサルティングファームに転職しました。
無名ベンチャー企業に新卒で入社したので能力的に入社不可だと思っていました。
でも、何人ものキャリアアドバイザーと会い、自分にあったアドバイスをしてくれるキャリアアドバイザーを見つけ、努力の末に内定を勝ち取りました。
やり方さえ間違わなければ、必ず第二新卒でのコンサル転職は成功します。
コンサル転職のおすすめエージェントはまとめておきましたので、是非参考にしてください。