転職

【採用責任者に聞いた】第二新卒の転職で失敗する人の9つの特徴は?

この記事で分かること

  • 第二新卒の転職活動がうまくいかない理由
  • 転職に失敗しないための方法
  • 採用担当者が第二新卒に期待すること
お困りジイ
第二新卒で転職活動を始めたけど全然上手くいかない...

こんな悩みを解決します。

今まさに転職活動を行なっていてうまくいっていない方、これから転職活動をするけど第二新卒ということに不安をお持ちの方、状況は人それぞれだと思います。

他の転職サイトで紹介されている「失敗する人の特徴」は非常に抽象的で、本当に大事なことが伝わっていない気がしました。

しかし、これでは読者のためにはならないと思い、過去100人以上の採用責任者と話してきた僕が「第二新卒の転職で失敗する人の本当の特徴」を解説します。

この記事に書いてあることを理解・実行すれば、その不安を軽減できているはずです。なぜなら今回は、採用責任者の目線とともに失敗する人の特徴と失敗しないための方法をご紹介するからです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という"ことわざ"があるように、敵を知り己を知れば怖いものはありません。採用責任者という敵を理解し、己も深く理解して戦いに臨みましょう。

第二新卒の転職で失敗する人の9つの特徴とは?

おさむ
僕は仕事柄、採用責任者から「不合格にした理由」をたくさん聞きます。その中でもよく聞く不合格理由を挙げます。

失敗する人の特徴

😫 他責思考が強い:退職理由がネガティブ
😫 目的思考が弱い:転職理由や志望動機などに一貫性がない
😫 論理思考が弱い:論理的な説明ができない
😫 コミュ力が低い:一問一答/結論ファースト etc...
😫 不適切な相談役:キャリアアドバイザー選びが雑 etc..
😫 計画性がない:無計画な退職
😫 再現性がない:過去の成功要因を説明できない
😫 選考対策不足:Webテスト / 時事問題 / 面接対策
😫 利己的すぎる:全ての主語が自分

それぞれの詳細を説明していきます。

他責思考が強い:退職理由がネガティブ

第二新卒の採用面接において「転職理由」や「志望動機」はほぼ確実に質問されます。その回答で、自分以外の何かを悪く言うような発言をすると不合格が濃厚になります。

たとえ、客観的に見てあなた以外の誰かに責任がある事象だったとしても、面接という限られた時間の中でそれらを全て理解してもらうことは不可能に近いです。

また、他責にしても事態は改善されないことがほとんどのため、ビジネスマンとしては全ての事象を自責的に捉えることが好まれます。

よって、全ての回答において「私が〜〜という考えにおいて、◯◯という行動をとったために、XXという結果となりました。しかし、その時にYYという行動をしておけば回避できた問題だったと反省しています。」というような、自責発言を徹底した方がよいです。

注意ポイント

転職理由の回答として「残業時間が多かった」等の発言も注意が必要です。
例えば、外資系企業やコンサル業界では「残業する人=無能」というレッテルが貼られます。
なぜなら、残業しなければならないほど労働生産性が低い仕事をしていると認識されるからです。
このように、現在の労働環境が自分にとって悪い状態なのであれば、そうなっているのは自分の能力不足が原因と捉えられるようになっておきましょう。

目的思考が弱い:転職理由や志望動機などに一貫性がない

基本的にビジネスにおいて目的思考は必須のため、採用面接で必ずチェックされます。

この目的思考は「面接の質問に対する回答の一貫性」で確認できます。「1社目を選んだ理由」「転職理由」「志望動機」「キャリアビジョン」など、面接では様々な質問を受けますが、それらの回答に一貫性がなければ目的思考があるとは言えません。

さらに分かりやすく説明します。

  1. 目的
  2. 問題
  3. 課題
  4. 対策

という4項目があった時、今あなたが行なっている「転職」は③です。

たとえば...

  1. 目的:お金に困らない幸せな人生を送る
  2. 問題:給与不足で子供に不自由させている
  3. 課題:年収を大幅に上げるために転職する
  4. 対策:(a)転職エージェントに登録する, (b)自己分析をする etc…

このように本来「転職」とは、何かの目的を達成するための課題でしかありません。

上記の例では簡易的に「幸せな人生を送る」を目的と記載していますが、本来はもっと具体的かつ明確にしなければなりません。つまり、「幸せとは何か」を突き詰める作業が必要になる、ということです。

自分にとっての「幸せ」を定義できるようになったら、・それを実現するためにどのような行動が必要か(転職理由)・どのような環境に身を置くことがよいのか(志望動機)などが徐々に明確になり、全ての回答に一貫性を担保することができるようになります。

論理思考が弱い:論理的な説明ができない

論理思考が弱いと言葉に説得力を持たせることが難しく、採用面接で不合格になりやすいです。

論理思考は勉強や訓練をすれば誰でも身につけることができるスキルです。

しかし、「難しそう」というイメージが先行し、身につける努力を怠る人が大半です。努力しない人が多いということは、それだけ周りに差をつけるチャンスがあるということです。これを機にしっかり勉強してみてはいかがでしょうか。

論理思考ができない人の大半は「風が吹けば桶屋が儲かる」のような説明をしています。

風が吹けば桶屋が儲かる

意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ。風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶということ。大風が吹けば桶屋が喜ぶ。 デジタル大辞泉

論理思考とは、「物事の因果関係を明らかにする思考方法」です。

「風が吹けば桶屋が儲かる」は有名な言葉ですが、このような説明では「論理が飛躍している」と言われます。なぜなら、「風が吹いた」事象と「桶屋が儲かる」事象の因果関係が不明確だからです。

おさむ
「風が吹けば桶屋が儲かる」ってマジでどういう意味かわかんないもんね。

採用担当者も同じ気持ちです。

因果関係が不明確な説明を受けると、その意味がよくわからず、「あなたの志向性がよく分からないので、自社とマッチするかも分かりません」となり、不合格になるわけです。

コミュ力が低い:一問一答/結論ファースト etc…

コミュニケーション能力と言うと「その場を明るくする能力」や「すぐに人と仲良くなれる能力」と勘違いする人が多いですが、ビジネスの場では違います。

ビジネスの場で求められるコミュニケーション能力とは「迅速に齟齬なく意思疎通が可能な能力」です。

第二新卒の場合は、こういった基本的なスキルがまだ身についていない人が多いです。身についていないにも関わらず、「自分はできている」と過信している人が多いのも特徴的です。

最低限、「結論ファースト」や「論理思考」等を徹底して受け答えができるように準備はしておきましょう。

不適切な相談役:キャリアアドバイザー選びが雑 etc..

採用責任者目線で見ても「優秀なキャリアアドバイザー」と「そうではないキャリアアドバイザー」は明確に存在しているそうです。

優秀なキャリアアドバイザーは、求職者が本来持つ能力を120%魅力的に伝えられるように面接対策を行なっています。

一方、そうではないキャリアアドバイザーは、求職者が本来持つ能力を60%や80%にしていると感じるとのこと。

つまり、キャリアアドバイザーによって転職の成否が分かれるということです。

優秀なキャリアアドバイザーを見つけるためにも、複数の転職エージェントに登録し多くのキャリアアドバイザーと会うようにしましょう。

計画性がない:無計画な退職

雑な理由で退職をしてしまったり、転職先が未定のまま退職してしまうと転職活動に支障をきたす可能性があります。

業界によっては横の繋がりが強く、「自社の上司」と「転職希望企業の採用関係者」が繋がっている可能性があります。特に、コンサルティング業界・IT業界は横の繋がりが強いです。

それにも関わらず、雑な理由で退職し1社目からの心象を悪くしてしまうと転職先を失う可能性があります。

また、転職先が未定のまま退職してしまうと金銭的に逼迫し、心のゆとりがなくなり、不本意な転職を迫られることになりかねません。

肉体的/身体的に耐えられるのであれば、次の就職先が見つかるまでは今の会社を辞めないことをオススメします。

再現性がない:過去の成功要因を説明できない

再現性の説明は超重要です。

これは「1社目で最も成果を上げたことはなんですか?」などの質問で採用担当者は確認しています。

つまり、採用担当者はこの質問を通して、・「その成果はウチの会社でも再現できる?」・「再現する方法は心得てる?」ということを確認しているのです。

はっきり言ってしまえば、再現できない成功に興味はないのです。採用担当者はギャンブルをしているわけではありませんからね。

よって、今まで自分が挙げた1社目の成果をリスト化し、その成功要因を端的に答えられるようにする準備はしておいた方がよいでしょう。

選考対策不足:Webテスト / 時事問題 / 面接対策

どんな企業を受けるかによって異なってきますが、就職活動と同じかそれ以上に選考対策はするようにしましょう。

特にコンサルティング業界などのハイクラスな企業に臨む場合は、二卒といえどWebテストを受けさせられるし、時事問題に関するディベートを面接官と行なったりします。

例えば「アクセンチュア」や「ベイカレント・コンサルティング」は第二新卒でもWebテストあるし、「スカイライトコンサルティング」は就活生に混ざってグループディスカッションしないといけないです。

舐めてると痛い目にあうので本当に気をつけてください。

おさむ
僕は転職活動中、0:00まで仕事して、明け方4:00頃まで選考対策をして、睡眠4時間で出社するみたいな生活を送ってました。本当に納得できる転職にしたいのであれば、自分に妥協せずできる努力はなんでもやりましょう。

利己的すぎる:全ての主語が自分

転職理由や志望動機の中で、「成長したい」や「もっと影響力のある仕事がしたい」「裁量権のある仕事がしたい」などは言わない方がいいです。

なぜか。

主語が自分だからです。

仕事とは本来Give&Takeです。

「相手にとって有益な何かを与えた後に報酬を得るもの」です。

100歩譲って先述のような回答を良しとしても、「何のために成長したいのか」「影響力のある仕事とは何か」「なぜ裁量権のある仕事がしたいのか」などの回答が利他的でなければ、採用されないと思っておいた方がいいでしょう。

[alert title="注意"]一部の企業は自分の欲だけを伝えるだけで合格できることもあります。しかし、そういった企業は圧倒的に少数です。1社それで内定もらえたからと言って、油断しないように気をつけてください。[/alert]

まとめ

いかがだったでしょうか。

少しでも参考になっていたら嬉しいです。

転職活動、頑張ってください!

  • この記事を書いた人

おさむ

【データ×プログラミングで稼ぐ】Pythonで機械学習を勉強中の30歳。FXや株で死ぬほど稼げる魔法のロジックを作るのが目標。ヘッポコの私には凄く難しいので、ブログ書きながらコツコツやります。趣味は筋トレとダンス。外交型ぽい内向型。今は就活生向けのアプリ開発中。

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